■南野の起用法は
中盤以上は「2―3―1」で考える。すでに結果を残している「1-4-1」からさらにチームとしての戦い方を広げる必要性があると考えられるからだ。
ボランチの2人については、コンディション面で言えば初日からフルメニューをこなしている田中碧と伊藤敦樹が筆頭候補ということになる。もしこの2人となれば、9月のトルコ戦で組んだコンビで今回も挑むことに。
2列目の3人は、右に伊東純也、中央に南野拓実、左に旗手怜央と予想した。ただし、11日の練習内容から南野を左サイドで起用する可能性も十分にあるし、ここに中村敬斗を入れる可能性もある。また、旗手をボランチの一角で試す可能性もある。
今回、三笘薫が代表を辞退していることと、久保建英がコンディション面で「正直、きついですよ」と11日に発言しているだけに、中盤で多くのトライが考えられるはずだ。一方で、南野が左で起用された場合に、久保がトップ下で先発出場する可能性も捨てきれない。システムも含め、中盤は多くの可能性が考えられる。カタールワールドカップ以来の招集となった南野の起用法が、カギを握るともいえる。