■中山雄太が久々に代表のピッチに
まずGKは大迫敬介か。今回、GKはシュミット・ダニエルと中村航輔の2人が呼ばれていないことから、唯一の常連メンバーとなったのは大迫啓介のみ。ドイツ戦でも先発で送り出されるなど期待の高さがうかがえることは間違いない。
当初は前川黛也を先発させる可能性が考えられたが、11日の練習を考慮すれば大迫がドイツ戦以来の先発入りとなりそう。
最終ラインは、左から中山雄太、町田浩樹、谷口彰悟、毎熊晟矢か。第2次森保ジャパンで初招集となった中山については、まず起用が考えられるはず。9日の取材で、「ドイツ戦を観戦させてもらって」と話しているように、指揮官の中でもその存在が常に頭の中にあったことは明白だ。
中央2枚については、10日の練習で冨安健洋は最初から、板倉滉が途中から別メニューだったことも踏まえ、谷口と、欧州遠征2戦で左SBとしての出場が続いていた伊藤洋輝の可能性が高いと思われたが、11日の練習で伊藤洋輝が別メニュー調整に。
冨安健洋と町田、そして11日の練習では軽快な動きを見せた板倉という候補者がいるが、この試合では町田となるのではないか。板倉と冨安はチュニジア戦での起用が見込まれているからだ。
右SBはトルコ戦で評価を上げた毎熊晟矢になりそうだ。伊東純也は10日の取材対応で毎熊と菅原由勢を「似たタイプ」とし、プレーの幅の広さを賞賛していた。第2次森保ジャパンで主力の座を掴みつつある菅原に追いつくべき、カナダ戦でさらなる評価を得られることができるか。