■「いつもメッセージをくれる」
また、この試合ではMF柴崎岳が鹿島アントラーズ復帰後初先発を飾っていたが、同じ92年生まれで世代別代表でも切磋琢磨してきた関係でもある。宮市自身、対戦を楽しみにしていた部分は大いにある。
「(柴咲とは)高校選抜で一緒にやったぐらい。僕のキャリアと彼のキャリアを比べるのはおこがましい。今日も起点になっていましたし、怖い選手だと改めて思いました」とコメント。そして「“怪我大丈夫?”と声をかけてくれましたし、僕が大怪我をするたびに気にかけてくれて、いつもメッセージをくれる良い奴なんで、こうやってピッチの上で戦えるのはすごく嬉しいです」と語った。
次節は勝点1差で首位を走るヴィッセル神戸とホームでの大一番が待っている。追う立場となりチャレンジャーとして勝利を掴みに行く。
「サッカーファンなら誰もが分かっている絶対に負けられない戦いだと思いますし、Jリーグを盛り上げる試合にもなるので良いゲームをして、横浜在住の人が金曜日ですがフラっと見にきて欲しいと思っています」と言うと「勝つだけです」と言葉を残しスタジアムを後にした。
(文・構成/石田達也)