■目を引く韓国勢の勝負強さと西地区での波乱

 東地区の第1節では、韓国勢の勝負強さが目についた。F組ではアウェーながら全北現代モータースが2-1で傑志(香港)を下し、G組では仁川がやはりアウェーで横浜FMに4-2で快勝、I組では蔚山現代がホームでパトゥム・ユナイテッド(タイ)に3-1で快勝、そしてJ組では浦項スティーラーズがアウェーでハノイに4-2で勝った。

 西地区で気になるのは、今夏一挙に世界的なスターを補強したサウジアラビア勢の動向だろう。だが第1節では、圧倒的な強さを見せられたわけではない。A組のアル・ファイハはアウェーながらトルクメニスタンのアハルに0-1で敗れて大きな話題となった。C組のアル・イテハドはウズベキスタンのAGMKに3-0で快勝、E組のアル・ナスルも、アウェーで強豪ペルセポリス(イラン)に2-0で勝って貫禄を示したが、前大会準優勝のアル・ヒラル(D組)は、ホームでプレーオフから上がってきたウズベキスタンのナブバホールと対戦し、1-1で引き分けた。

 この後、10月に2節、11月にも2節が行われ、12月の12、13日でグループステージが修了するACL。Jリーグの終盤戦と重なり、難しい局面になるかもしれないが、横浜FM、甲府、川崎、浦和がそろってグループを突破し、来年の2月から5月にかけて開催されるノックアウトステージで勝ち上がることを期待したい。

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