■消えた焦り
後藤 3月の連戦の頃までは、代表で結果を出さなきゃいけないと本人が焦っていて、自分自身のゴールへの意識がすごく強く出ていたけど、今回は自分が決めなくても大丈夫だという、ある種の自信を持ってやっていたよね。
大住 抜け出しておいて、最後に浅野拓磨にパスを出したところでは、本当にそういうものが見えた。以前だったら、自分で打って防がれていたかもしれないよね。
後藤 クラブで良いプレーをすることで自信をつけてきたなと感じたよ。
大住 伊東純也は攻守両面ですごく働くし、ゴールに直結する効果的なプレーをできるなど、得難いものがある。でも、久保は卓越したテクニックと落ち着きに加えて、右ウィングの位置からゲームをコントロールする力が出てきた感じがして、これからは森保一監督も人選が大変だなと思った(笑)。
後藤 ソシエダでは開幕から4試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれて、そのままのものをドイツ戦での15分間で見せちゃったからね。トルコ戦では交代で入ってきた伊東との関係がどうなるかなと思って見ていたんだけど、終盤には2人とも右サイドで仕掛けていたよね。