J1のアビスパ福岡が9月10日のルヴァン杯・準々決勝のFC東京戦に勝利(2戦合計2−1)してベスト4進出を決めた。その試合終了後、クラブのオフィシャルチアリーダーズ「RFC」の“歓喜のダンス”が反響を呼んでいる。
試合会場は、福岡のホーム・ベスト電器スタジアム。4日前に行われたアウェイでの第1戦を0−1で落とし、さらにその試合でFW佐藤凌我が負傷して全治8か月と診断されるというショッキングなニュースが舞い込んだ中、この日のスタンドには「#凌我と共に国立へ」のポスター製の用紙が掲げられ、選手たちは特製Tシャツを着て入場。クラブ、選手、サポーターが「凌我のためにも」と一致団結して臨んだ一戦だった。
そして、その「勝利」への想いは、スタジアムで踊りながら声援を送るチアリーダーたちも同じだった。立ち上がりから一進一退の攻防戦の末、前半に山岸祐也と小田逸稀の2ゴールでリードを奪った福岡は、後半は相手の猛攻を凌ぎ切って終了のホイッスルを迎えた。
試合後、スタジアムに勝利のアンセムが鳴り響く中、アビスパチアリーダーズたちはピッチ脇で輪を作り、踊りながら歓喜の声を上げ、グルグルと回って全身で喜びを表現した。試合翌日、その様子を動画で公開し、「ルヴァンカップ準決勝進出 昨日の試合をみたらきっとアビスパ福岡 が好きになりベススタに応援に行きたくなりますよね」「アビスパチアリーダーズと一緒に応援して、勝利の喜びを分かち合いましょう」と綴り、「#凌我と共に国立へ」のハッシュタグを付けて投稿している。