J2のファジアーノ岡山が、地元出身アナウンサーの力強い後押しを受けた。「桃かぶり」のユニフォーム姿に、称賛の声が寄せられている。
岡山は現在、J2でプレーオフ出場圏内と勝点2差の7位につけている。昨季はレギュラーシーズンで3位となりながらプレーオフで泣いた悔しい思いがあるだけに、悲願のJ1昇格に向けて着実にポイントを積み上げていきたいところだ。
今週末には、ホームにベガルタ仙台を迎える。かつてJ1を戦ってきた強敵との対戦には、一層の力がこもることだろう。
大事な一戦に向けて、雰囲気づくりも進んでいる。この試合では、先着1万2000人にオリジナルユニフォームシャツがプレゼントされるのだ。
このユニフォームシャツは、チームカラーの赤ではなく、ピンクに染め抜かれている。「桃太郎」をコンセプトとした「MOMOTARO PINK」に仕上げられているのだ。また、物語のように桃が川を流れるがごとく、波のようなデザインが特徴的だ。
チームの機運を高めようと、地元メディアも一肌脱いだ。地元の放送局である『テレビせとうち』の新人アナウンサー、小野桃果さんがこのシャツを着て、自身のSNSでアピールしたのだ。
小野アナは岡山市出身で、すでにファジアーノの試合放送にかかわるなどしている。これまでもクラブのベースボールシャツを着た姿を披露してきたが、今回は桃太郎ユニフォームを着こんだ。