上位陣も、苦しい試合となりそうだ。
首位の横浜F・マリノスは、17位の柏レイソルと対戦する。順位は大きく離れているが、楽な試合になりそうもない。
通算戦績では、柏が28勝13分26敗と勝ち越している。しかもJ1に復帰した2020年以降、柏は毎年、横浜FMから勝点を獲得している。
柏も天皇杯を戦ったが、選手を入れ替えていた。むしろリーグ戦で苦しむチームにとって、久々の勝利はカンフル剤になり得る。
柏が勝ち切るとは言い切れないが、リーグ最多11ものドローが示す粘りがある。ここは引き分けでの決着が妥当だろう。
2位のヴィッセル神戸も難敵との対戦だ。京都サンガF.C.には、通算11勝3分13敗と負け越している。昨季もダブルを食らった相手だ。
神戸も天皇杯を戦い、メンバーを入れ替えて戦ったものの大迫勇也、武藤嘉紀らを引きずり出される格好になり、PK戦の末にJ2のロアッソ熊本に敗れている。そのダメージは少なくなく、ドロー決着が濃厚だ。
J2でドローを予想するのは、ツエーゲン金沢と東京ヴェルディの対戦だ。このカードは引き分けに終わる率が高く、金沢のホームにおいては過去8戦中半分の4試合がドローだった。最近勢いに乗り切れない同士、勝点を分け合うことになるだろう。
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