■前回予選との大きな違い
前回のカタール・ワールドカップ予選との大きな違いが、2次予選である。
前回の2次予選は5チームずつ8グループに分かれて戦った。そして、各組1位の8チームに加えて、2位の8チームのうち成績上位の4チームの合計12チームが3次予選に進出した。
つまり、2次予選で2位になると予選敗退となってしまう可能性があったのである。
サッカーというのは非常に番狂わせの起こりやすいスポーツである。
2次予選も3次予選もホーム&アウェーの2回戦総当たりなので、番狂わせで足をすくわれても後の試合で取り戻すことはできる(カタール大会3次予選の初戦で日本代表はホームでオマーンに敗れるという大失態を犯したのだが、その後に挽回して本大会出場を勝ち取った)。
しかし、2位になった場合に予選敗退となる可能性があるのでは実力で優位に立っていても多少のリスクは生じる。
その点、今大会は2次予選でも3次予選でも2位以内に入ればよいので、日本が敗退する可能性はほとんどなくなったと言っていい。