J2のベガルタ仙台は、元日本代表FW齋藤学の加入を発表した。齋藤自身、早くも「新しい姿」を披露し、ファンの期待を高めている。
1年でのJ1復帰を目指す仙台は、28試合を終えて14位と中位以下につけている。シーズンは後半戦に入っており、ギアを上げていきたいところだ。
その加速を目指すチームに、力強い後押しとなる選手が加入した。2014年のブラジル・ワールドカップに出場する日本代表にも選ばれた齋藤だ。
齋藤は横浜F・マリノスの下部組織で育ち、U-16から年代別の日本代表に選ばれ続けた。2012年にはロンドン・オリンピックにも出場し、ベスト4進出に貢献している。
2018年に川崎フロンターレへ移籍し、2022年に名古屋グランパスを離れた後は、国外でのプレーを選択した。韓国とオーストラリアで半年ずつプレーし、今年5月にAリーグのニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツを退団。1年ぶりのJリーグ復帰を決意した。
さまざまな経験を積んだ33歳のFWは、仙台のSNSでメッセージを発信。「チームの勝利に貢献できるよう、しっかり頑張りたいと思います」と、語りかけた。
期限付き移籍していた愛媛FCでは「愛媛のメッシ」、横浜FM時代には「カモメッシ」などと呼ばれたドリブラーの加入に、ファンのテンションも上がる。一方で、人々の目は違う部分にも引きつけられていた。