7月16日のセレッソ大阪戦の後、8日間の大型オフを取った浦和レッズ。彼らは8月2日の天皇杯ラウンド16・名古屋グランパス戦に向けて25日から始動した。
公開された同日のトレーニングには、7月に名門・バルセロナから完全移籍し、14日に入団会見を行った安部裕葵も参加していた。
彼が日本でプレーする姿を見せたのは、2019年12月のU―22日本代表対U―22ジャマイカ戦(長崎)以来、3年7カ月ぶりのこと。右ハムストリングの度重なる負傷と手術によって2年以上の長期離脱を強いられていたテクニシャンがいつ実戦デビューするのか。そこは大きな関心事と言っていい。
この日の安部はウォーミングアップや鳥かご、シュート・パスのサーキットトレーニングなどは参加していたものの、対人形式に移った途端に離脱。別メニュー調整となった。
「もともとスペインでやってた時、最後の方は全部合流していて、紅白戦とかもやっていたので、(対人の)怖さはないです。今はゆっくり様子見ながらですね。フルでやってしまうと次の日に疲労が残ったりすることもあるし、回復力もまだ少ないので、ゆっくり挙げていくべきかなと。僕の状況をみんなにも理解してもらわないといけないんで、徐々にやればいいかなと考えています」と本人はコメント。時間をかけて慎重にコンディションを引き上げていく構えだ。