■日本のファンになじみのデザイン

 ドイツのファンを驚かせ、喜ばせたデザインだが、日本の人々にはなじみがあると言えるかもしれない。その色使いやデザインが、東京ヴェルディのユニフォームに酷似しているのだ。

 東京Vと言えば、前身の読売クラブ時代から緑をクラブカラーとして採用している。さらに最近のユニフォームには、ゴールドを差し色として使用している。特に今季は袖部分で金色が多く使われており、ウニオンのサードモデルとよく似ているのだ。

 20日に行われたウニオンの新シーズン初めてとなるホームでのゲームには、トレーニングマッチにもかかわらず1万7000人が集まった。好評のサードユニフォームを着て、オーストリアのラピド・ウィーンに3-0で勝利と、チームは二重の喜びをファンに提供した。

 ウニオンは昨季、ブンデスリーガで4位となり、初のUEFAチャンピオンズリーグ出場を決めた。東京Vも今季のJ2で上位を争い、名門復活へと突き進んでいる。今年は日独両国で、緑の競演が見られるかもしれない。

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