■韓国人が知らなかった理由
さらにいろいろな本を読んでいると、独孤氏はもともとは匈奴だったというのです。
鮮卑はモンゴル系の民族。匈奴は、これも諸説ありますが、より西方に近い民族だったようで、中国の漢王朝と対峙していましたが、最終的には漢に敗れ、鮮卑の軍門にも下ります。そして、匈奴は西方に移って「フン族」として西洋史に顔を出すようになったと言われていますが、これも諸説あるところだそうです。
隋や唐の王朝に仕えた独孤氏はその後も中国で暮らしますが、一部は朝鮮半島に移って、今もその地で生き続けているのでしょう。
ちなみに、独孤姓の人たちのほとんどは朝鮮半島の北部に暮らしているそうです。韓国南部出身の徐さんが知らなかったのもそのせいなのでしょう。