■決勝に進んだ北朝鮮
さて、アジアユース選手権予選での北朝鮮戦では日本が85分の安田理大のゴールで勝利して予選を通過。一方、北朝鮮はプレーオフに回り、ミャンマーが棄権したために本大会出場権を獲得しました。
2006年にインドで開かれたアジアユース選手権。そのグループCで日本と北朝鮮は再び同じグループに入りました。そして、日本が河原和寿と柏木陽介のゴールで2対0のスコアで勝利します。そして、日本は準々決勝でサウジアラビア、準決勝で韓国を破って決勝に進出したのですが、そこに待ち受けていたのはまたも北朝鮮だったのです。グループCを2位通過した北朝鮮は、その後イラク、ヨルダンを下して決勝まで辿り着いたのです。
コルカタで行われた決勝戦では北朝鮮が李哲敏(リ・チョルミン)のゴールで先制。日本は柏木のゴールで追いつき1対1となりますが、その後延長戦でも決着はつかず、最後はPK戦で北朝鮮が勝利。日本は初優勝の悲願をまたも絶たれてしまいました。
なお、2007年のU-20ワールドカップ・カナダ大会では北朝鮮と韓国はグループリーグ敗退。日本は準々決勝に進出しましたが、チェコにPK戦で敗れました。