現在、Ｊ１リーグ戦で首位争いを繰り広げている横浜・Ｆマリノス。その武器の一つが、両サイドに構えるウインガーだ。川崎フロンターレを相手に見せた、その突破映像が話題になっている。
横浜ＦＭと川崎は７月１５日に対戦。Ｊ１リーグ戦第２１節として、日産スタジアムを舞台に神奈川ダービーが行われた。
この試合で横浜は攻撃的な選手４人をすべてブラジル人選手が務めた。センターＦＷにアンデルソン・ロペス、左ウイングにエウベル、右ウイングにヤン・マテウス、トップ下にマルコス・ジュニオールである。フィジカル、テクニック、スピード、アイデアなど、分かりやすい特徴を持った選手で、川崎の守備陣に攻めかかった。
そして、数々のチャンスを作ったのだが、マテウスが見せた前半２３分過ぎのドリブル突破映像をＪリーグが公式ツイッターに投稿している。
右サイドでボールを持ったマテウスは、徐々に中に入ろうとする。そこに対峙したのが、ＤＦ登里享平。この試合で、川崎のゲームキャプテンを務めたベテランＤＦだ。
マテウスはスピードを落とした状態から縦に行こうとする動きを見せて登里の動きを誘うと、実際には縦に行かずに中に進む。そこに、前線から戻ってきたＦＷ宮代大聖がいたのだが、その宮代と登里の間の狭い“通路”をダブルタッチで切り抜けて一気に２人を突破してみせた。
直後に撃ったシュートはゴールネットを揺らすことができなかったものの、その個人技を十分に見せた場面だった。
