■ベスト4進出への道のり

 もし、グループリーグで開幕2連勝できれば、3戦目で強豪(ランキング6位)のスペイン代表と対戦する時にはすでにグループリーグ突破が決まっているはずだ。

「すでに突破が決まっている」という精神的に楽な状態で対戦することができれば、積極的に新しい試みをするなど、チーム状態をさらに上げることもできる。

 すなわち、日本代表はグループリーグの3試合を通じてチームをベストの状態に持って行って、ラウンド16以降に備えることができるのだ。しかも、ラウンド16でも、日本の対戦相手は地元ニュージーランドを含むグループAの1位か2位チームとの対戦となる。幸いなことに、このグループには日本よりFIFAランキングが上の国はいないのだ。

 こうした恵まれたスケジュールを利用して、ザンビア、コスタリカ、スペインとの3試合。そして、ラウンド16の強度の高い試合を通じて状態を上げて準々決勝に臨むことができるのが理想的だ。そうした戦い方ができれば、今大会の目標である「ベスト4進出」も現実的な目標となる。

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