■守備を締める浦和組
見事な連係プレーだった。
遠藤、宮澤、田中、長谷川とかつて日テレ・ベレーザでともに戦った経験のある選手たちによるコンビネーションだったのだ。
先制ゴールの長谷川と清水も、かつてベレーザのサイドバックとサイドハーフのポジションでともに戦ってきた間柄だ。
最近の男子日本代表では、多数を占める川崎フロンターレ出身の選手同士のコンビネーションが有効で、6月のエルサルバドル戦とペルー戦ではMFに旗手怜央入ったことで三笘薫が良い形で攻撃に絡めた。
同じように、女子代表ではベレーザ出身の選手が数多く選出されているので、アカデミー当時から培ってきた彼女たちのコンビネーションを生かすことができる。
一方、守備面では浦和レッズレディース出身の選手が多数を占めている。
パナマ戦でも、中央にはヨーロッパでの経験が豊富な熊谷紗希を置き、その両脇は浦和出身の南萌華と石川璃音で固めた(終盤には、石川に代わって、やはり元浦和の高橋はなが出場した)。