「サッカー批評のtoto予想」(第1382回)7月15・16日 鹿島アントラーズにのしかかる「天皇杯のダメージ」3位名古屋グランパスも得意の15位相手に苦戦必至の画像
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 今回のtotoではJ1第21節の9試合とJ2第26節の5試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

 今週末のJ1クラブにのしかかるダメージがある。ミッドウィークに行われた天皇杯3回戦の傷である。

 天皇杯3回戦のほとんどは、J1クラブ対J2クラブという構図だった。カテゴリーが下のクラブを相手にするJ1クラブとしては、ターンオーバー制を導入できればいいが、リーグ戦でも起用する選手を使わざるを得ない場合もある。

 また、勝利すればノープロブレムだが、敗れればいろいろと問題が生じる恐れがある。負けてメンタル的にダメージを負うだけではなく、大きく体力も削がれることもあるのだ。

 そうした観点から、一番大きな痛手を負っているのが鹿島アントラーズだ。前回決勝のリマッチとなったヴァンフォーレ甲府との対戦で、結果まで再現してしまった。

 しかも、ただの負けではない。やや主力を休ませたものの、今季フィールドプレーヤーでリーグ戦出場時間最長の樋口雄太やエースFW鈴木優磨らを早々に引きずり出される格好になった。

 そうしたベストメンバーに近い布陣で、120分間を戦っても決着がつかず、さらにPK負けを喫した。その傷は深いとみていい。

 ただし、今節対戦するFC東京も似たような状況にある。PK勝ちしたものの、リーグ戦とあまり変わらないメンバーで120分間を戦った。東京ヴェルディとのダービーという精神的疲労もあっただろう。その疲労困憊の両者の対決は、ドロー決着が妥当だ。

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