【天皇杯】J1川崎がJ2水戸を下し4回戦進出……高卒選手4人がメンバー入りも、鬼木監督は若手選手に「フレッシュさという意味でいうと、もっとやっていい」の画像
先発出場した川崎フロンターレの名願斗哉 撮影:中地拓也

 天皇杯3回戦が各地で行われ、川崎フロンターレ水戸ホーリーホックと対戦。フレッシュなメンバーを起用して2-1で4回戦進出を決めた。

 直近のリーグ戦から両チームともに大幅に選手を入れ替えて挑んだこの一戦。川崎は今年の春に高校を卒業したばかりの4人をメンバー入りさせて戦った。そのうち、先発したのは2人。右サイドバックに松長根悠仁が、左ウイングに名願斗哉が入った。

 試合は川崎がボールを握る展開となって始まる。序盤からシュートに持ち込みながらも点が入らない中で、それでも前半25分に先制。瀬古樹が自ら中盤で奪ったボールを右サイドに展開すると、それを宮代大聖がダイレクトで中に戻し、前線に走っていた瀬古が左足で合わせてゴールネットを揺らした。

 その後もチャンスは訪れる。センターFWの位置に入った瀬川祐輔、インサイドハーフでプレーした遠野大弥、名願らが次々とシュートを放ったものの、いずれもスコアを動かすには至らない。結局、1点のリードで折り返す。

 すると後半、ペースは水戸へと移る。何度かチャンスを与えた中で遠野と名願に代わってジョアン・シミッチと山田新が投入されると、徐々に川崎が押し返す。

 そして後半35分に追加点を奪う。宮代大聖が縦パスを受けて中央をドリブルすると、ペナルティエリア外からミドルシュート。左足から放たれたボールがネットに豪快に突き刺さったのだ。

 直後に1失点してしまうものの、そのまま試合終了。最小得点差ではあったが、90分間で試合を決めてみせた。

  1. 1
  2. 2
  3. 3