Ｊ１のサガン鳥栖がＳＮＳを更新した。小学生から届いた応援を紹介したところ、子どもらしからぬパワーワードに注目が集まっている。
鳥栖は積極的にホームタウン活動を行っている。２０１６年からは「ウィントスくんのあいさつ運動」として、佐賀県内の小学校を訪問し、登校する子どもたちへの挨拶などの声かけを実施している。
ホームタウンへの浸透度は、確実に増しているようだ。クラブ側から働きかけるだけではなく、小学生たちからのうれしい応援の声が届くこともある。
先日には、鳥栖市内の田代小学校の「サガン鳥栖係」からのエールが届けられた。子どもたちが自分で描いた選手の似顔絵を手に、「後半戦も頑張れ～」と、上位進出を目指してシーズンを折り返したチームに声援を送っている。
この動画や似顔絵がクラブのツイッター公式アカウントで公開されたのだが、思わぬポイントに注目が集まっている。７選手の似顔が１枚の紙に貼り付けられているのだが、その余白に子どもらしからぬパワーワードが記されているのだ。
かわいらしい筆致で、こう記されている。「後半戦 叩き潰してこい」。
この強烈な一言は、６月２４日のＪ１第１８節、アウェイでの湘南ベルマーレ戦に由来する。
湘南は、今季開幕戦でホームにて１－５の大敗と、煮え湯を飲まされた相手だった。そのリベンジとばかりに、第１８節での再戦では前半だけで２点をリード。だが、ハーフタイムで川井健太監督は開幕戦での大敗を引き合いに、「まだ足りない」と選手たちを鼓舞。最後には「叩き潰してこい！」と激を飛ばして選手たちを後半戦のピッチに送り出していた。
その様子がクラブのＹｏｕＴｕｂｅ公式チャンネルで公開され、「冷静な姿しか見たことなかったけど、裏での川井監督ってこんなに熱い人だったのか…」などと話題になっていた。その話題の一言を、サガン鳥栖係は逃さなかったというわけだ。
