J1名古屋グランパスは7月4日、クラブの公式ツイッターを更新し、1年半ぶりにチームに復帰したFW前田直輝の練習合流を報告し、前田からのメッセージ動画を公開した。
現在28歳の前田は、東京ヴェルディの下部組織出身の左利きのドリブラー。2013年にトップ昇格を果たした後、松本山雅、横浜F・マリノスでのプレーを経て、2018年7月に名古屋に完全移籍で加入すると、すぐに主力として活躍し、在籍3年半でリーグ戦出場111試合26得点の成績を残した。
その後、名古屋で掴んだ大きな自信を手に、2021年12月にオランダ・ユトレヒトへ期限付き移籍するも、新天地でのデビュー戦で左足を骨折する不運に見舞われた。レンタル契約を1年延長して臨んだ2022-23シーズンは、リーグ戦で11試合に出場したが、スタメンは3試合のみとチャンスをもらえず、期限付き移籍期間満了に伴って名古屋復帰となった。
この日、チームに合流した前田は、懐かしい赤黒の練習着に身を包んで汗を流すと、サポーターへ向けて動画でメッセージ。「グランパスファミリーのみなさん、お久しぶりです。前田直輝です。ただいま!」と改めて自己紹介した後、「早くこの暑さにも慣れたい。僕はリーグ優勝したいので、そこに向けて力になれるように、毎日毎日、努力します」と語り、「またみなさんと一緒に戦えるのを楽しみにしていますし、一緒に戦って欲しいなと思っています。よろしくお願いします」と頭を下げた。