7月1日に川崎フロンターレは名古屋グランパスと敵地で対戦し0-2で敗戦。瀬川祐輔は2点差を追いかける70分に途中交代出場したが、結果を残せなかった。
ただし、瀬川としては途中交代出場の利点を活かしたプレーができていた。前線からの守備で名古屋に圧力を掛けつつチャンスに顔を出し続けていた。たとえば74分には脇坂泰斗との連携でニアサイドをえぐりマイナスクロス。脇坂の決定機はランゲラックのファインセーブに阻まれたが、怖さは出せていた。
その瀬川が、83分の自らのシュートを振り返る。その場面で瀬川は、大南拓磨からのグラウンダーのラストパスをニアで直接合わせていた。
「ボール的にはきつかったんで。あれが精いっぱいだったかなと」と話す瀬川は右サイドで森下龍矢とマッチアップする大南の動きに合わせ、瞬間的にバックステップ。河面旺成から逃げてスペースを作り、その直後にニアに飛び込んでいた。予備動作は完璧。大南とのタイミングも合っていただけに惜しい場面だったが、「見直したらトラップできたかもですが」と指摘して違う選択肢があったかもしれないと悔しがった。
チームとしてチャンスがないわけではなかったが、結果的に無得点。そんな攻撃について瀬川は「ぼくは、水ものだと思っているので、攻撃は。何回もやり続けるしかないです」と述べた。
さらに、「あの(チャンスの)回数を増やすことでゴールに繋がる回数が増えると思っているので。あそこでシュートまで、ディフェンスのマークを外して入れたことをプラスに捉えて、その回数を多くするべきだと思います」と前を向いた。