■ブラジルでも辺鄙な地をめぐる
ワールドカップでは、日本代表がメイン会場から遠い“辺鄙な”場所で試合をさせられることが多いようです。
2014年のブラジル大会では日本はグループリーグ敗退となりましたが、会場はコートジボワール戦がレシフェ、ギリシャ戦がナタル、そして最後のコロンビア戦がクイアバでした。北東部の大都市レシフェはともかく、「ナタル」とか「クイアバ」なんてあまり聞いたことがない町でした。韓国は開会式が行われたメイン会場の一つサンパウロで試合があったのに、です。ちなみにサンパウロで韓国が戦った相手はベルギーでした(1対0でベルギー勝利)。
日本が地方都市を回ったおかげで、僕もブラジルの国内線に乗って何度も長距離移動をすることになったのです(「蹴球放浪記」第14回「オブリガード、TAM航空!」の巻参照)。