2022年のサッカーワールドカップ・カタール大会の日本代表の本戦出場の立役者であり、本戦の全試合で存在感を見せつけた、サッカー日本代表MF・三笘薫選手(26=ブライトン)の初の著書となる『VISION 夢を叶える逆算思考』(双葉社)が、6月22日(木)に発売され、25日(日)に都内でトークイベント&サイン本お渡し会が行われた。
同書は、発売前からAmazonの「人気度ランキング」、「ノンフィクションスポーツ部門」で1位を獲得し、異例の初版5万部となるなど、早くも大反響を呼んでいる。
会のはじめに、三笘選手は「本当に驚いています!」と喜びのひとこと。また、本のタイトル『VISION 夢を叶える逆算思考』へこめられた思いを聞かれると「小さい頃からの夢であるプロサッカー選手になるために、逆算思考で、いま何をすべきかというのを考えながら歩んできた、僕のストーリーを感じ取っていただきたい」と語った。
同書の内容について、三笘選手は、川崎フロンターレのジュニア・ユース時代に実践していた“目標シート”のエピソードを挙げ、
「目標シートの部分は、この本のメインといっても過言ではありません。プロサッカー選手になりたいという長期の目標を掲げたなら、そのためにこんなプレーをできるようになりたいという中期の目標を立てる。そして、それを実現するために、食事や睡眠を改善してこんな体を作っていくという短期の目標を立てる。そういった、長期、中期、短期の順で目標を掲げて、そのためになにができるか考えることの大切さを知ってもらいたい」
と熱弁。さらに、同じ時期に実践していた、利き足を重点的に練習する“利き足練習法”にまで話が及ぶと、三笘選手は「僕は今、80パーセント以上のプレーを利き足で行っている。利き足にこだわれば、どんな相手にもプレーできる」と強調。続けて、利き足にこだわるプレーをする上で、どんな選手を参考にしていたか問われると、「小学校時代に、バルセロナのシャビ・エルナンデス選手、アンドレス・イニエスタ選手のプレーをずっと見ていた」と明かしたところ、会場からは感嘆のため息があがった。