■「宿題にやる気が出ないときは?」という子どもの質問に対する三笘選手の意外な答え
この日、会場には50組の親子連れが訪れ、三笘選手に憧れる子どもたちの声援が飛び交った。イベントの後半では、そんな子どもたちからの質問に三笘選手が答える質問コーナーを実施。和やかな雰囲気の中で、三笘選手の素顔が垣間見れる場面があった。
「なぜ、サッカーを始めたのか」という質問に対して、三笘選手は「小さいころ、兄に混ざってサッカーをやっていたらとても楽しくて、それがきっかけですね」と回答。続けて、「もしもサッカー選手になっていなかったら、どんな人になりたかったか」と質問され、「歌手になりたいかな。歌手の方を見ていると、歌声で多くの人を沸かせているのがすごいなって」と答えた後に、「でも、僕めちゃくちゃ歌が下手なんだけどね(笑)」と付け足し、会場の笑いを誘った。
また、「宿題をやらなくてはいけないとわかっているのにやる気が出ないときがあるので、どうすればよいのか」という質問に対して、三笘選手は「自分がやりたくないって思うことも大事」と肯定。
その理由として、「学校の宿題のように、なぜやるのかわからないようなものをやるという能力が、大人になると必要になってくる。でも、君が本当にやりたくなければ、先生に“これやりたくない!ちがう宿題を出して”と言えばいいと思う。そうやって、自分がやりたくないものをやりたくないと言っていけば、本当に自分がやりたいものが見つかってくるから。その時に、“これやりたい!”と言おう」と独自の考えを明かした。
会の終盤、記者から同書のタイトルである「夢を叶える逆算思考」に合わせて“これからの夢”について尋ねられると、三笘選手は「今シーズンは、UEFAヨーロッパリーグもあるし、獲れるタイトルは全て獲っていきたい。これからでいうと、クラブでチャンピオンズリーグにも出たいし、日本代表でワールドカップを優勝したいし、その可能性を感じている」と、自身の夢を語った。