■「久しぶりにいじり倒したいなと思います」
トップチームとしては７月１日の名古屋グランパス戦などを控えているが、公式戦初出場のためにアピールを続けている大関としては７月１２日の天皇杯・水戸ホーリーホック戦が一つの目標となる。
そのために、紅白戦や練習試合といった機会があれば、「アピールしていきたい。ファーストチョイスになるために、練習をやっていければいいと思いますし、メンバーに入ったら自分の持ってる特徴をこないだの練習試合の２倍、３倍くらい出していければいいなと思います」と意気込む。
そして、水戸には川崎から育成型期限付き移籍をしている永長鷹虎がいる。試合に出場することはできないが、会場には訪れる可能性が高いだけに、大関がメンバー入りすれば再会がかなうかもしれない。
それを期待し、「久しぶりにいじり倒したいなと思います」と笑顔を見せた背番号２８は、どのような成長曲線を描くのか。プロ入りしてから今も続けている毎日の塩むすびの補食など、プロのピッチ上で活躍するために積み重ねているさまざまなことを結果に変えて見せる。
（取材・文／中地拓也）
