6月25日、J1リーグ第18節が行われ、ベスト電器スタジアムでの一戦は、ヴィッセル神戸が3−0でアビスパ福岡に勝利した。2得点1アシストの活躍を見せたFW武藤嘉紀のゴールが称賛されている。
後半15分だった。右サイドの混戦の中を抜け出したMF佐々木大樹が中央ボックス内へグラウンダーのクロスを送ると、走り込んだMF山口蛍がヒールで落とす。そのパスを受けた武藤が、右足トラップでボールを横にズラすと、すぐに左足を振り抜く。放たれたシュートは、滑り込んだ2人のDFの間を抜けてゴール右隅へ勢い良く突き刺さった。
武藤はこの日、前半22分に華麗な連携プレーから大迫勇也のゴールをアシスト。後半15分に決めたこのゴールの後、さらに後半42分には右サイドからのMF飯野七聖のクロスに走り込んで左足ボレーで合わせてチーム3点目を奪っており、2得点1アシストの大活躍だった。
これで武藤は今季通算8得点、大迫は12得点となった。得点ランキングの1位は、アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)だが、2位が大迫で、武藤は5位タイ。日本人だけに限ると、大迫が1位で、武藤が2位タイ。まさに「最強コンビ」と言える働きを見せている。