■6月24日/J1リーグ第18節 浦和レッズ 1-1 川崎フロンターレ (埼スタ)
「勝ちたかった。相手も疲れてきていて、間も空いていたので起点になりたかった」と、試合後のMF小泉佳穂の言葉は反省の弁から始まった。
試合序盤の浦和は出足の鋭いプレッシングをかけショートカウンターを繰り出し、切り替えの速さでシュートチャンスを生み出していたが、徐々に川崎にペースを握られる。
それでも前半をスコアレスで折り返し、セカンドボール回収する場面が増えると53分にMF関根貴大がセンターサークル内からスーパーロングシュートを放ち、浦和が先手を取った。しかし、その5分後、MF岩尾憲のバックパスを受けたGK西川周作がトラップミスをし、まさかのオウンゴールで得点を献上。勝点3を狙うホームチームは64分に小泉とFW興梠慎三を投入する。
そんな中での78分にMF小塚和季が危険なタックルで一発退場となり数的優位となった浦和は攻撃的姿勢を強めていく。小泉は左サイドでボールを引き出しながらチャンスを作り、90+4分にはミドルシュートを放つも相手キーパーにセーブされてしまう。「ジャストミートしていないこと、こぼれにしても、もう少し強いシュートを打てたと思うので悔しい」と口にした。
結果、試合は1-1のドロー。浦和としては数的優位を生かせず、ミス絡みでの失点となったが、小泉は「あのミス自体にはネガティブな感情は誰も持っていない、むしろポジティブな感情でプレーしていました。その分、勝ちたかったです」とコメント。そして「相手に関係なく10人でも、11人でも点を取りたかったことは間違いない」と悔しさを滲ませた。