後藤健生の「蹴球放浪記」第167回「ソウルの夜を凍り付かせた物真似」の巻(1)1996年アジアユース選手権の凍てつく夜 (3/3ページ) 1ページ目から読む 後藤健生/Takeo GOTO 2023.06.22 ■豪華なU-19の面々 山本昌邦監督率いるU-19日本代表のメンバーは、今から思うと本当に豪華でした。 GKは小針清允。スリーバックが戸田和幸、宮本恒靖、古賀正紘。右のウィングバックに廣山望、左が城定信次。MFが明神智和と山口智。トップ下に中村俊輔。ツートップが柳沢敦と吉田孝行……。 その後、日本代表の主力としてワールドカップで活躍された人も多いですし、現在もさまざまな形でご活躍されている方々ばかりです。 しかし、日本はまだJリーグが始まってすぐの時代でした。 (2)へ続く 1 2 3 ごとうたけお 後藤健生 1952年東京生まれ。1964年10月に東京五輪で初めてサッカーを観戦(ハンガリー対モロッコ)。以後、「日本サッカー冬の時代」にも飽きもせずにサッカーを見続けてきた。1974年、初めてW杯を現地生観戦。ベッケンバウアーとクライフの対決を見届ける。主な著書に『日本サッカー史――日本代表の90年』(2007年、双葉社)、『国立競技場の100年――明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ』(2013年、ミネルヴァ書房)、『森保ジャパン 世界で勝つための条件―日本代表監督論』(2019年、NHK出版新書)など。 後藤健生の「蹴球放浪記」第167回「ソウルの夜を凍り付かせた物真似」の巻 後藤健生の「蹴球放浪記」第167回「ソウルの夜を凍り付かせた物真似」の巻(2)酒飲みの天国に舞い降りた「労働英雄」 関連記事 「ワールドカップ後に一番伸びた」2人の選手とは?【サッカー日本代表「完璧な6月」から「9月ドイツ戦」への激論】(3) 大住良之 後藤健生 「左は三笘薫で決まり」「古橋亨梧の前線での動きはすごく質が高い」【サッカー日本代表「完璧な6月」から「9月ドイツ戦」への激論】(1) 大住良之 後藤健生 【戦術・三笘薫の現在地(1)】高原・大迫超えも狙える、ハイペースで得点を重ねるサイドアタッカー。三笘自身も実感するプレーの幅の広がり 谷口彰悟が2戦で思っていた「驚かせるぐらいのプレーをしたい」の意気込み。縦パスやビルドアップで「そういったプレーも出せたかな」の手応え