後藤「今回は2試合とも、日本にとって都合良く展開したよね」
大住「運の総量は限られているのに」
後藤「親善試合で、あまり幸運なことは起こってくれなくていいよね。こういう試合では、事故のように失点した時に、選手たちが慌てずにどう立て直すかといったものを見たいんだけど」
■楽しみなドイツ戦
――これだけ充実していると、9月のドイツ戦が楽しみです。
後藤「そうそう。今回の魅力がドイツ相手にどのくらい通用するか楽しみになったよね」
大住「カタール・ワールドカップで対戦した時とは違う展開を期待できるかな」
後藤「まともに打ち合うことができるなら、たとえ結果的に1点差で負けたって、去年勝った試合以上に高く評価できるよね」
大住「日本サッカー協会によるペルー戦の記録を見ると、ボール保持率は日本が41.8%で、ペルーが58.2%だったんだよね。ドイツとの試合もこのくらいの数字になるようにして、チャンスの数をペルー戦の半分くらいつくれたら、すごく成長したと言えると思う。ボール保持率が3対7になっちゃうと、きついかな」
後藤「それでも勝ったら素晴らしいけど、前回の対戦と同じ勝ち方を繰り返していてもしょうがない」
大住「そうなんだよね、だから4割はボールを持てるようにならないと」
後藤「今回のシリーズを見たら、ドイツ戦が楽しみになるよね。ヨーロッパでプレーする選手が多いチームが、ドイツで試合できるんだから。コンディションは非常に良い状態でできるだろうね」
大住「しかも月曜日に集まって、金曜日まで5日間トレーニングしてから試合に臨むなんて、これまでにないことだからね」