6月20日に行われたペルー代表との親善試合は、日本代表が4点を奪って勝利を納めた。その中でもチームの2点目となったゴールが絶賛されている。
ゴールが生まれたのは1点を先制してリードする前半37分の場面。日本はGK中村航輔のゴールキックからプレーを始める。中村はペナルティエリア内の右にいたDF板倉滉へパス。その板倉に相手がプレッシャーをかけに来るが、ボールはさらに右サイド深くのDF菅原由勢へ渡る。
相手のプレスは連動せず、やや余裕を持った菅原は前方を見た。そうして相手を食いつかせたところで、下りて来たMF伊東純也へパス、同時にサイドを駆け上がり背番号14の落としを受け取る。そのままドリブルでセンターライン付近まで運んだ背番号2は、センターサークルの中にいたMF鎌田大地へクロスでボールを送る。それをつま先で浮かしてトラップした背番号8は前を向いた。
中央にはFW古橋亨梧、左サイドにはMF三笘薫がいる。自身に相手が寄せに来たところで、鎌田は左を選択した。パスを受けた三笘はボールを転がしながらペナルティエリア内へ侵入、中には古橋がいて相手の選手は3人。そのうちの2人が背番号7の進路とコースを塞ぐように対応する。だが三笘は素早く体を振って角度をつくる。そして、その一瞬でシュートを打った。ボールは相手に当たって変則した軌道となり、GKを超えてネットを揺らした。