■ロアッソ熊本生え抜き、クラブ史上初の飛び級昇格FW
2006年4月5日生まれの道脇は、J2のロアッソ熊本に所属する身長186cmの大型ストライカー。熊本県熊本市出身で、ジュニアユース時代からのクラブ生え抜きの選手でもある。そして今季、クラブ史上初の飛び級でトップチーム昇格を果たし、2023年2月26日のJ2リーグ第1節の栃木SC戦でプロデビュー。ここまでリーグ戦9試合出場(すべて途中出場)している。
熊本サポーターにとっては“期待の逸材”として知られていた道脇だが、全国的にはまだまだ無名の存在だった。その中で決めたU−17日本代表戦での強烈ヘッド弾。ゴールシーンで見せ付けた「高さ」以外にも、キープ力と推進力、広い視野からの展開力、さらに前線からのプレッシングでも貢献して後半24分までプレーした。
試合は道脇がベンチに下がった後、後半終了間際に追い付かれての悔しいドローとなった。大会連覇を目指す日本は今後、20日にベトナム、23日にインドと対戦する。第2戦以降も道脇のさらなる活躍、そして若き日本代表チームの勝ち上がりが期待される。