■合宿2日目に紅白戦実施

 だが、合宿2日目の13日に公開された紅白戦を見ると、4-3-3と4-2-3-1を併用する形になっていた。主力組の4-3-3は、大迫敬介(広島)、DF(右から)菅原由勢(AZ)、板倉滉(ボルシアMG)、谷口彰悟(アル・ラーヤン)、森下、アンカー・守田英正スポルティング・リスボン)、右インサイドハーフ(IF)堂安律(フライブルク)、左IF旗手、右FW久保建英(レアル・ソシエダ)、左FW三笘薫(ブライトン)、1トップ・上田綺世(セルクル・ブルージュ)という陣容。

 4-2-3-1の時は久保がトップ下に移動し堂安が右へ。ボランチに守田と旗手が回る形になっていた。「東京五輪世代&元川崎勢」という色合いが強い面々が15日のエルサルバドル戦(豊田)でスタートから出ることになりそうだ。

 SBに関しては、指揮官は数少ないスペシャリストの菅原と森下で行く覚悟を固めた模様。それ以上に複数布陣の併用と今季好調だった海外組を並べて、連携面などをチェックしたいということなのだろう。彼らがどこまで機能するのか。幅広い戦い方を見せられるのか。そこが1つのポイントになるだろう。

(取材・文/元川悦子)

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