■この「ゴール集」を見れば、否応なく期待が膨らむ
1999年2月6日生まれ、大阪府出身の伊藤は、U−15セレッソ大阪から岡山・作陽高を経て、2016年に浦和レッズに入団。同年、高卒1年目ながら開幕戦でベンチ入りして注目を集めたが、分厚い選手層の中でリーグ戦出場1試合に終わり、2017年からレンタル移籍で水戸ホーリーホック、大分トリニータで武者修行を続けた。
一度、浦和に復帰したが、2021年に再び水戸に移籍してリーグ戦20試合で4得点をマーク。2022年にアルビレックス新潟に完全移籍すると、42試合で9得点を挙げてJ2優勝とJ1昇格に大きく貢献した。
そして今季、浦和時代は結果を残せなかったJ1の舞台で躍動を続けてリーグ戦出場16試合で7得点をマークし、6月11日の第17節の京都戦(デンカビッグスワンスタジアム)が国内ラストマッチとなった。
壮行セレモニーでの“涙のスピーチ”でサポーターの心を震わした伊藤が今後、シントトロイデンでも躍動し、ベルギーから欧州5大リーグへステップアップを果たせるのか。そして日本代表への招集はあるのか。この「ゴール集」を見れば、否応なく期待が膨らむ。