鹿島FW鈴木優磨がヒール役に「しんどいです」と本音を吐露…プロレス界“黒のカリスマ”とのガチンコ対談が他クラブのサポーターも魅了の画像
ピッチ上とは違う表情でヒール役の苦悩を語った鹿島アントラーズの鈴木優磨 撮影:中地拓也

 J1の鹿島アントラーズが、特別対談を実施した。動画はYouTubeで公開され、他クラブのファンも引きつけるものとなっている。

 Jリーグが30周年を迎える今年、鹿島は14日に国立競技場で名古屋グランパスとのスペシャルマッチを開催する。その一戦に向けて、クラブは特別企画を実施している。

 今回は、スペシャル対談を行った。下部組織から育ちクラブのキャプテンを務めるFW鈴木優磨と、プロレス界で“黒のカリスマ”などとして絶大な人気を誇る蝶野正洋さんが本音で語り合ったのだ。

 実は、鈴木は国内外のプロレスの愛好家。一方の蝶野さんも中学時代まで自身もプレーしていた、かなりのサッカーファンだという。

 対談前には、「シバかれて終わりだよ」「ビンタも食らって、ケンカキックも食らって」と、緊張がありありとしていた鈴木。「最悪、オチとしてはシバかれれば何とかなる」と、意を決して対談に臨んだ。

 鹿島のクラブハウスに到着した蝶野さんは、やはり別格の存在感を発揮。対談前から鈴木のことは知っていたようで、「出身が、すぐ隣の銚子なんですよね? だから、気性が荒いんでしょう、もともと」と人物像を思い描く。対談中には「港から漁船で出ていく人たちは本当に勝負を懸けている人たちだからね」と、早くも銚子出身の鈴木のキャラクターを理解しているようだった。

 対談が始まると、鈴木は緊張の様子を見せつつも、率直に言葉を紡ぎ出す。そこで明らかになっていったのは、しっかりと分析しつつ、自分を表現しているパフォーマーとしての一面だった。

 自身の性格については「喜怒哀楽が激しいので、それを出さないのは難しい」と認めつつ、「出していかないと、チームメイトにもなかなか伝わりづらくて」と、感情の発露が単なる暴発ではないことを明かす。「そういうのでチームメイトが勇気づいたり、サッカーではフィールドを取り巻く空気が変わったりするので、わざと大声出して怒ったりというのは、結構やったりしますね」と、自身を演じている面もあると認めた。

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