「強みになる」浦和レッズMF安居海渡が語る2つのポジションでのプレー。「チームを動かしている意識が強い」ボランチと、ゴールに直結するトップ下……後半14分にゴール奪うの画像
浦和レッズMF安居海斗 撮影:中地拓也

 浦和が2-1でリードする展開で、59分、MF安居海渡のゴールが試合の行方を決めた。

 高い位置でプレスをかけてMF伊藤敦樹がボールを奪ってシュートを放つも、これは相手キーパーに止められる。それでも、こぼれ球を回収した安居が右足を振り抜いた。
「自分の得点も敦樹(伊藤)君が、あの位置までディフェンスをしてくれたので、あの場面が生まれたと思います」

 背番号25にとってはJ1第3節セレッソ大阪戦以来となる得点だった。「前回の得点から空いてしまったので、自分自身、そろそろ決めたいと思っていました」と話すと「あの時間帯で2点差になったのはチームにとって良い状況になったと思っています」と続けた。

 リーグ戦2試合連続先発出場となったが、前半は[4―4-2]のボランチでプレーし、後半は[4-2-3―1]のトップ下でプレー。「ボランチで出場した場合、チームを動かしている意識が強い。周りを上手く使う意識で前半は臨みました。ゴールに直結するプレーが増えればよかったのですが、横だけになりすぎている場面もありました。後半はポジションも全体的に高くなり相手にプレスをかけられるようになりました」と振り返った。

 彼の本職はボランチだが、与えられたポジションで与えられた役割を全うする。「ボランチに限らず、トップ下もやれた方がチームにとっても、自分にとってもいいので両方やっていきたいと思っています」と、それが「強みになる」とポジティブに昇華する。

  1. 1
  2. 2
  3. 3