■静かに燃やす闘志
AFCチャンピオンズリーグで3度目のタイトルを獲った後の、前節のサガン鳥栖戦(0-2)では敗北を喫したこともあり、試合後のミックスゾーンでは表情を曇らせていたが「切り替えてやっていこうと。今日は、みんな絶対に勝つ気持ちでプレーしていたので結果通りになって良かったと思います」と、チームが勝点3を得たこと、自身がゴールを奪えたことで表情は明るかった。
また、試合当日の5月14日は“母の日”だが、安居のゴールが最高の贈り物になったかもしれない。「特に何も贈ってないのでこれから何かを贈ろうと思っています。ただゴールがプレゼントになったと思います」と笑みを浮かべた。
チームがタイトル争いをするためには2つのポジションで安定感のあるプレーができる安居の活躍と成長は欠かせない。「自分がどれだけやれるかをピッチで表現できるか、自分の持っている力を出したいです」と安居は静かに闘志を燃やす。
(取材・文/石田達也)