アジア王者・浦和レッズはシュート数16本もまさかの黒星。MF関根貴大は「負けなしが途絶えて新たなスタートだと思った」……公式戦不敗記録は「13」で止まるの画像
サガン鳥栖戦でプレーする浦和レッズのMF関根貴大 撮影:中地拓也

■5月10日/J1リーグ第10節 浦和レッズ0-2サガン鳥栖 (埼玉スタジアム)

 AFCチャンピオンズリーグ決勝を戦う関係で延期となっていたこの一戦。DF酒井宏樹はベンチ外。MF小泉佳穂やMF関根貴大、FW興梠慎三がベンチスタートとなった。

 両者とも攻守にアグレッシブなスタイルが持ち味だけに、立ち上がりから激しく攻め合い、どちらもチャンスを作り続けた。

 前半をスコアレスで終えたが、後半になっても拮抗した状況は続き、60分には興梠と関根を投入。攻撃のギアを上げ「点を取りに行くぞ」というメッセージを指揮官はピッチに送った。

 関根は「前半が終わる前に“後半から行くよ”と言われていました。サイドで張るだけでなく、中で受けるプレーをしないと相手は付いてきていたので、そのイメージを持っていた」と話すと「(鳥栖が)前から来るのは分かっていて、上手く外せたシーンもありますが難しい部分はありました」と続けた。

 そんな状況で、先にスコアを動かしたのは鳥栖だった。70分、縦パスが引っかかり、右サイドからクロスが上がるとDFマリウス・ホイブラーテンに当たる。これを回収したMF長沼洋一が左足を強振しネットを揺らされた。

 そして75分にはゴール前でのビルドアップのミスからボールを鳥栖に奪われると最後はMF手塚康平にニアサイドを打ち抜かれた。

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