■この敗戦から何を学ぶのか

 AFCチャンピオンズリーグで優勝し、中3日での試合。強度の高い決勝戦を戦った疲労やメンタル的にも難しいモノがあったことは否めない。全体的を通して出足の一歩が遅れていた印象もある。またシュートは相手の6本に対し16本。最後の質が足りていなかった。

 関根は「(難しい試合になることを)それは全員が分かっていたので、全員が意識をしてプレーしたが、1失点して難しいゲームにしてしまった」と悔しさを滲ませた。

 終盤にはDFマリウス・ホイブラーテンを前線に上げてパワプレーで得点を狙うが、スコアは動かず0-2で敗戦。公式戦の無敗記録は13試合でストップとなった。

 リーグ優勝を狙う中、大事な一戦をモノにできなかったが、関根は力強く次のように言う。
「負けなしが途絶えて新たなスタートだと思った。スタメン争いも含めて、またやっていかないといけない。このまま同じメンバーだと思っていませんし、それでは絶対にリーグを取れない。自分を含めて気を引き締めないといけない」

 次節、浦和は14日にホームでガンバ大阪を迎えるが「切り替えてやるしかない。中3日で良い準備をしたいです」(関根)と前を向いた。

 この敗戦から何を学ぶのか。それが問われる一戦になりそうだ

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