FC東京の前にも今節、「壁」が立ちはだかる。アビスパ福岡だ。

 クラブの規模やJ1を戦ってきた時間などを考えれば、FC東京に軍配が上がる。だが、過去の戦績で上回っているのは8勝6分4敗の福岡だ。

 しかも、見逃せないのが近年の対決だ。福岡がJ1に復帰した2021年以降、FC東京は福岡に勝てていないのだ。鹿島に対する札幌同様、長谷部茂利監督という智将が壁になっているのかもしれない。

 FC東京が6位、福岡が7位という実力伯仲同士の好ゲーム。両チームの最近の調子を考慮し、このカードも引き分けに終わると予想する。

 横浜FCは、苦しい時間が続いている。J1に復帰した今季、まだ勝利をつかめていないのだ。

 待ち望んだ初白星が、今節は手に入るかもしれない。今節対戦するアルビレックス新潟とは近年、ある傾向が続いている。2018年以降、毎年1勝1敗という五分の星で渡り合っているのだ。

 昨季もJ2の優勝こそ譲ったが、ホームでの対戦では2-0と勝利。互いに監督は変わらず手の内は知り尽くしており、横浜FCが歓喜の瞬間を迎えると予想する。

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