■前節では逆転勝利に貢献した久保建英

 もちろん、久保がソシエダの攻撃面を牽引していることは誰もが知るところ。

 4月22日、ソシエダはホームにラージョ・バジェカーノを迎えたラ・リーガ第30節のプレーでもその実力を証明していた。

 同点でむかえた後半17分から途中出場した久保は圧巻の技術を披露。

 後半35分すぎ、右サイドの高い位置にいた久保は、味方からのボールを引き出すためにハーフウェーライン付近まで下がる。相手選手も一緒についてきており、そのまま持ち上がるのは難しいとみるや、体を中に向けた状態の久保は、左足にボールを当ててボールを浮かせ、自らも前進。相手選手を置き去りにすると、別の相手選手をうまくかわして中に切れ込み、ボールを味方に預けた。

 このプレーは直接は得点に結びつかなかったものの、その流れで左サイドから上げられたクロスが逆転ゴールにつながり、久保のボールタッチの技術がなければ生まれていない得点だった。ソシエダは結局この試合を2-1で制し、勝ち点3を挙げている。

 日本時間の4月29日午前4時から敵地でのオサスナ戦、5月3日にはホームでレアル・マドリードとの一戦を控えるソシエダと久保建英。

 輝かしいプレーを見せてほしい。

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