■「『香川が何をするのか』という目で見られる」
それが4月以降、確実に形になりつつあるのは朗報だ。今週末からの大型連休中は、苦手なサンフレッチェ広島筆頭に、ガンバ大阪とのダービー、復調傾向の鹿島アントラーズとの難しい3連戦が控えているため、決して油断はできないが、背番号8の戦術眼と統率力が極めて重要になるのは間違いない。
「どうしても周りからは『香川が何をするのか』という目で見られると思うし、プレッシャーも期待も感じている。もちろんゴールは取りたいと思ってます」
本人が言うように、できればそろそろ今季2点目のゴールがほしいところ。奥埜やレオ・セアラを生かしつつ、自分もゴール前で一撃をお見舞いするという理想的な展開に持ち込む香川真司をぜひ見たいものである。
(取材・文/元川悦子)