川崎フロンターレの高井幸大が悔しさを吐き出す。
「個人としても、すごく満足はしてないし。自分の良くないところが出たかなという試合でした」
浦和レッズを等々力に迎え4月23日に行われたJ1第9節は、脇坂泰斗の先制点を守りきれず1-1の結末に。もちろん浦和はそう簡単に勝てる相手ではない。高井自身、試合後に「ものすごくビルドアップとか上手で、チーム全体としてすごく良いサッカーができているなと思ったし。いいチームだなと思いました」と率直に相手チームを称賛。
その浦和と対峙し1失点で終わらせたのは、センターバックの高井としてそこまで悪い結果ではない。そんな高井には、81分にブライアン・リンセンに喫した1失点の場面にやり残した思いがあるという。
「あそこは潰さないといけないところかなと思います」
パスで前に出てきた浦和に対し、潰しに出て行った高井の足元をスルスルとボールが抜けていった。ポジションブレイクするのであれば、潰す必要があった。防げた失点だとの思いがあるからこその言葉だった。
高井には、後半69分に「終わったと思いました」とのPK判定やむなしというプレーもあった。VARが入りPKなしで決着したこの場面とともに、高井にとっては悔しい試合になった。そんな高井がアピールできていた部分もあった。その一つがビルドアップだ。
「ビルドアップのところに関しては、自信を持って今もやれているし、今までの試合を通しても、ビルドアップに関しては、すごくいいところを見れてるし。そういうところは自信になっているので、つなげていきたいかなと思います」