川崎フロンターレの等々力初勝利はまたもお預けとなってしまった。J1第8節が行われて2位の名古屋グランパスを迎えて対戦するも、2-1で敗れたのだ。
高校を卒業したばかりのDF高井幸大とプロ2年目の永長鷹虎がリーグ戦デビューとなる先発出場を果たし、フレッシュな状態で試合に挑んだ川崎だったが、またしても悪癖が顔をのぞかせてしまった。前半9分、相手陣内でのパスミスからカウンターを許し、ボールロストからわずか9秒後に失点してしまう。川崎にとって、今季7試合目となる先制点の献上だった。
さらに前半終了間際には直接FKを叩き込まれ、2点ビハインドの状況で折り返す。後半11分に宮代大聖が1点を返すも、それ以上、ゴールネットを揺らすことができず、今季4敗目を喫してしまった。
永長鷹虎は試合後に、先制点を許したことによって「ずるずる気持ちのところで落ちて行って」と話せば、鬼木達監督も「最初の失点から少しずつ弱気な部分が出てしまった」と振り返ったように、前半9分の失点がこの試合における勝敗の分かれ目になってしまった。