サンフレッチェ広島は、J1リーグで4連勝を記録した。勝利に貢献したルーキー2人にピッチ外でもスポットライトが当たっている。
広島は9日、ホームでサガン鳥栖と対戦した。ここまで3連勝しており、勢いに乗っていきたい一戦だった。
試合は0-0のままで時間が進んだ。緊張感あふれる展開だったが、後半30分にドウグラス・ヴィエイラが先制点を奪うと、そのまま1-0で勝利。見事に4連勝を記録した。
ただ勝利を手にするだけではなく、選手を育てながら勝つ。選手育成型のクラブを目指す意識を体現するように、この試合ではユースから昇格したばかりの越道草太が自身初のリーグ戦での先発出場を果たしていた。
越道だけではない。右ウィングバックのポジションで、後半22分に交代で入ったのは中野就斗。横浜桐蔭大学卒業のルーキーは、開幕からリーグ戦2試合連続でスタメン出場しており、その後は4試合連続で交代出場していた。
ルーキーたちの貢献は、ピッチ上だけにはとどまらない。試合後には、中野が率先して歓喜のラインダンスを盛り上げる。両足を高く掲げ、スタジアムのボルテージを上げていた。