■湘南戦の後半をスタンダードに

 試合は0対3で敗れた。秋葉監督は「二面性を見せてしまった」と切り出し、シュート数1対9で0対2で終わった前半を反省し、湘南を上回る7本のシュートを浴びせた後半を評価した。

“秋葉節”で熱く語った。

「前半みたいなサッカーは、まったく望んでいないので。ボールを取りにいかない、前にボールをつけていかない、ゴールへ向かわない、仕掛けない。そんなフットボールをするつもりは、まったくありませんから。

 後半のようなボールを奪いにいく姿、ゴールへ向かう姿、前へ前へ出ていく姿を見せられるように、またやりたいと思います。後半に3点目は取られましたけど、後半のように前から圧力をかける姿勢、奪ったら前へボールを出していく、仕掛ける、飛び出していく、追い越していく。そういったなかで、際どいシーンを何個も作りましたから」

 4月8日には、J2第8節の東京ヴェルディ戦が控える。相手は4連勝中で2位につける。チーム状況は対照的だ。

 秋葉監督も危機感は抱いているはずだ。それでも、悲壮感はない。47歳の熱血漢は、「ここから2度と湘南戦の前半のサッカーにならないように、後半のサッカーを90分続けながらクオリティを出せるように、また全員でやっていきたいと思います」と話す。

 Jリーグのオリジナル10に名を連ねる名門は、反転攻勢に出ることができるか。8日のJ2が注目される。

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(2)へ続く
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