■ゴールを決めた山根
さて、第6節の試合では、川崎フロンターレの右サイドバックの山根視来もゴールを決めている。札幌ドームで行われた北海道コンサドーレ札幌との試合でのことだ。
ホームの札幌が前半7分に右から崩してDF岡村大八のヘディングで先制すると、33分には相手守備陣の乱れを衝いて宮代大聖が決めて川崎が同点とするが、2分後には青木亮太のピンポイントのクロスに浅野雄也が合わせて再び札幌がリード。そして、39分に山根が決めて再び同点とした、そのゴールである。
左サイドで登里享平のパスを受けた山田新が粘って相手DFと入れ替わってペナルティーエリア内に持ち込み、フリーでニアに駆け上がってきた山根に合わせたのだ。
山根も、攻撃参加を得意とするサイドバックである。
川崎が絶対的な強さを誇った2021年シーズンでは、絶対的なキープ力を誇る右サイドハーフの家長昭博と山根のコンビネーションによる崩しが何度も見られた。
その山根は、今シーズンはボランチの位置に入ってビルドアップに参加する形に挑んでいた。