永長鷹虎が10代最後の公式戦でキャリア初先発を果たし、爪痕を残した。4月7日に20歳の誕生日を迎える永長は、4月5日に行われたルヴァンカップ第3節の浦和戦に先発出場。プロ2年目の永長のこれまでの出場記録は、昨季の天皇杯2回戦の札幌大戦のみだった。
「(ルーキーイヤーの)去年から、出たのは天皇杯だけだったので。プロ相手に試合に出たいという気持ちは去年から持っていますけど、今年は(その思いが)もっと強かったので。その経験ができて素直にうれしいですし、これからのサッカー人生において、すごくいい経験ができたので。これをもって、次はフロンターレのちゃんとした戦力としてやっていきたいです」
そう話す永長は、持ち味のドリブルで浦和の左サイドと対峙。山根視来、脇坂泰斗との連携に個人技を織り交ぜてチャンスメイクした。試合開始前のサポーターからの期待と不安の視線を、最後には期待一色に染めることに成功。仕掛ける永長に対し、拍手と歓声が沸き起こるまでになった。そんな等々力の反応を体感した永長は、とてもプレーしやすかったとの感想を口にしている。
「自分のプレー(に対する歓声)というよりかは、ここに来た時にその声援を受けて、やっぱりサッカーって素晴らしいなって思ったし。この中でもっとしたいっていう気持ちが強くなったので。やってる身からすると、とてもプレーはしやすかったです」