■「フル出場で出たいという思いが強かった」
自らのプレーでサポーターに受け入れられた永長は73分間躍動。交代を告げられた時の心境を次のように述べている。
「自分個人的にはもっと行けたし、フル出場で出たいという思いが強かったんですけど、後半結構ボールに触れる回数が少なくなってきたりっていうのは自分でも分かっていたし、周りから見てもやっぱりそう思われたと思うんで。次は結果も残して、フル出場できるように意識してやりたいです」
初先発の舞台での活躍で歓声を受け、サッカーの素晴らしさを改めて感じたと話す永長は、次なる目標でもあるフル出場に向けて気持ちを切り替えていた。
【江藤高志】
えとう・たかし/大分県中津市出身。IT系出版社で雑誌や書籍などを編集していた1999年に、パラグアイで行われたコパ・アメリカを観戦。これを機にサッカーライターに転身した。当初は故郷のJ2クラブ、大分トリニータを取材。石崎信弘監督との縁もあり、2001年途中から川崎フロンターレの取材を開始した。15年から『川崎フットボールアディクト』を創刊し、編集長として運営。今に至る。