■期待できる若い選手たち
――1トップの人材次第で戦い方も大きく変わってきます。
後藤「良いCFがいれば、戦術的な選択肢が増えるからね。次のワールドカップでも、前年2025年の秋頃になっても人材がいなかったら、引っかき回すタイプとか裏抜けタイプとか、何か違う方法を考えるしかない。でも今は、1人でいいから国際レベルに育ってほしいなということだよね。U-20日本代表の熊田直紀は、U-20アジアカップに続いてルヴァンカップでもヘディングでゴールを決めていたよ。ロングクロスに合わせて、いとも簡単に決めていた」
大住「彼の左足はすごいよ」
後藤「頭でも両足でも点を取れる。強烈なシュートも、反転してからのシュートもある。オリンピックチームにも1回は呼ばれるよね」
大住「細谷真大も良くなってきたよ」
後藤「CFの候補はいるんだから、誰か国際レベルで通用するようになってくれるといいけど。最終的にいなかったら、南アフリカ・ワールドカップでの本田圭佑の1トップみたいに、また違うことをやるしかないね」